2018年1月10日水曜日

ゼミ研究報告会写真館2017

2017.12.20 大出ゼミ
みなさんこんにちは。あけましておめでとうございます。

 2018年が始まりましたね。今年はどんな年になるのでしょうか。

 現代法学部的には、今年創設「18年目」を迎えます20周年まであと2年。記念行事は前倒して、来年行う予定です。実行委員長は藤原先生です。

藤原先生と藤原ゼミ生


 先日、準備に向けて過去の資料を見ていたのですが、創設前から現在までいらっしゃる法律専門の先生は、加藤先生、藤原先生だけなんですね。創設時の2000年には、他大学教員や法律専門職の実務家、公務員・一般企業・研究機関などから多くの先生を迎えました。また、経済学部で法律科目を教えていた先生方(島田先生や礒野先生)が、現代法学部に移られました。そんなことが詳しく書かれているのはこちら。
【大学ホームページへ】現代法学部開設10周年

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 10周年が過ぎた後ぐらいから、この10年間の教育の検証が行われ、更なる現代のニーズにマッチした「法教育」を目指し「カリキュラム改革」が行われました。現法さんは途中から入ったので、最初はチンプンカンプンで、それなのに調べ物が多すぎるし、「こう良くしたい!」「いや、こうだ!」と、教授会は毎回紛糾するし、意見が合わないと「だったら投票」と突如投票が始まるし(さすが法学部と思いましたが)、本当に思い出したくないくらい大変でした。そして2015年度から新カリキュラムがスタートしました。

【過去のブログ記事へ】法社会における人材育成~現代法学部15年目の改革~
【過去のブログ記事へ】2015年4月入学生からの新カリキュラムについて~上級生の皆さんにも説明します~

【大学ホームページへ】最新の「現代法学部」パンフレットはこちら

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 2018年度は2015年度に入学した学生の皆さんが4年生になります。もう4年生になるんだなぁ、と、感慨深いです。
 2015年カリキュラムから、「演習(ゼミ)」が3・4年次となり(2014年度以前は2・3年次だった)、原則として2年連続で同じゼミを受講します。

 過渡期のためゼミ所属が1学年だけの年は今年度が最後です。現在ゼミに所属している3年生が昨年12月20日(水)に「ゼミ研究報告会」を行いました。



 なんだか前置きが長くなってしまいましたが、2017年度「ゼミ研究報告会」の様子をアップするにあたり、「今年のゼミ生は3年生だけであること」が言いたかったのです。

ではどうぞ~。

(タイムテーブルと各ゼミの紹介です。)

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1.羽貝 正美ゼミ① 「美瑛町の発展と農業」

 美瑛町は、写真家の前田真三氏やApple 社の壁紙起用により美しい景観のある街として有名になりましたが、それはもともと美瑛の基幹産業である農業からつくられた景観であり、農業は美瑛町の今後の発展にも大きく関わっています。そうした美瑛町の農業について、その歴史や今後の課題について考察したことを発表します。




2.羽貝 正美ゼミ② 「観光から見る美瑛町」

 観光業を町の基幹産業としている美瑛町は、どのようなプロセスを経て観光地となってきたのか。また観光地化したことが、同町のまちづくりにどのような影響を与えているのか。現況や現在の課題とともに、今後いかなる課題が生じると予想されるか、実際に現地を訪ね、またそこで経験したことも手がかりに考察したことを発表します。





3.金﨑 剛志ゼミ 「日光太郎杉事件」
  昭和48年、樹齢500年を超える‟太郎杉“をはじめとした周辺の杉の木と道路の拡張を巡って、国と私人が衝突した。「公益」のために「自然」を捨てるのか、またはその逆か・・・。この判決とともに、私達がゼミ合宿で見た実際を材料に、この判決の妥当性について考察したいと思います。見ている皆様にもいっしょに考えて頂けると幸いです!





4.西下 彰俊ゼミ① 短期研修ゼミ合宿(韓国)」
 8/299/3、韓国へ短期研修ゼミ旅行に行きました。研修内容についてグループでまとめたパワーポイントを使用して発表させて頂きます。






5.久保 健助ゼミ②
 ①「パートナーシップ制度」に関する諸問題
   よくわかる「パートナーシップ制度」―渋谷区・世田谷区を見て
 ② 「障がい者と参政権に関する諸問題」
   政見放送に見る情報格差―手話通訳を例に
 ③ 「シングルマザー世帯への公的支援」
   シングルマザーの現状と公的支援制度について





6.永下 泰之ゼミ② 「生命保険金は相続にあたいするのか」
父親の生命保険金を放棄した場合、その分の保険金を放棄しなかった兄弟に渡るのか。それとも相続とは別物のため放棄した分までは受け取れないのか検討しました。




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1.久保 健助ゼミ①
「教育無償化問題と平等」
教育の機会均等はどこまで実現されるべきか
「朝鮮学校無償化訴訟」
朝鮮学校無償化訴訟を通じて在日外国人の人権を考える
「集会の自由の保障範囲」
集会の自由とは何だろうー学説・判例に関する考察





2.野村 武司ゼミ 「子どもに優しいまちと自治体の法政策」

地方自治体、とりわけ、市町村は、子どもに関する施策を多く行っています。近年では、学校教育の他、幼児教育・保育、子育て、若者施策として推進されています。当演習では、いじめ、待機児童、子どもの貧困をテーマとして取り上げており、当日の報告では、いずれかのテーマに絞って、それぞれのテーマの社会的背景や現状、そして自治体法政策の役割と関わりについて報告します。




3.橋爪 幸代ゼミ① 「イクボスWeek」

みなさんは「イクボス」という言葉を知っていますか?私たちは、この「イクボス」を大企業、中小企業、全ての企業で生み出すことができるような政策を提案し、働き方改革を目指します。






4.村本 武志ゼミ②
 国分寺市による公権力の行使が違法とされた事例」

原告がパチンコ店を出店する準備を進めていたところ、被告が条例を改正したため、出店が不可能になったことについて、原告が被告に対し、損害の賠償を求める事案である。




5.藤原 修ゼミ②

原爆被害者」
戦後初期の被爆者手記から見る原爆被災の実態。
アイヒマン裁判」
元ナチ将校アイヒマンを裁いたイスラエルの法廷についてのハンナ・アレントの傍聴記を読み解く。悪の凡庸さ。
動物行動と平和」
 攻撃衝動を抑制する動物世界のメカニズムを解明する。




西下 彰俊ゼミ② 東日本大震災被災地ボランティア」

我々、現代法学部 西下ゼミが今年度行った東日本大震災被災地復興支援ボランティアの成果報告をします。





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1.藤原 修ゼミ①

「原爆被害者」
戦後初期の被爆者手記から見る原爆被災の実態。
「アイヒマン裁判」
元ナチ将校アイヒマンを裁いたイスラエルの法廷についてのハンナ・アレントの傍聴記を読み解く。悪の凡庸さ。
「動物行動と平和」
攻撃衝動を抑制する動物世界のメカニズムを解明する。






2.村本 武志ゼミ① 芸能事務所との契約」
芸能事務所とタレントのマネジメント契約について説明し、タレントのローラさんに焦点を当て、事案を考えていく。




3.永下 泰之ゼミ① 未成年者の監督義務」
 未成年者の行為について、監督義務者の責任はどうなるのか。具体的な例にあてはめて検討する。




4.片岡 直樹ゼミ 
変わるおからの価値観~おからの有効利用~」

「おから」とは、豆腐を作る際に生まれる豆乳を絞ったもので、日本でもおかずとして食べられています。しかし、おからの処理を問題とした、おから事件では最高裁の判決でおからは「廃棄物」であると判断されました。このように廃棄物とされるおからを有効利用する方法はないか、調べました。




5.橋爪 幸代ゼミ② 1 人親家族支援」
・現在市町村にはたくさんの空き家があり問題となっています。その空き家を活用した1人親家庭の支援を提案します。
みんながスマホを持っている時代、アプリを活用した、1人親家庭の支援のかたちを提案します。





6.大出 良知ゼミ 狭山事件の現在」

 いわゆる狭山事件(強盗強姦殺人)は、刑が確定し、服役も事実上終えているものの、相変わらず、無罪を主張する再審請求が行われている。そこであらためて、可能な範囲で、有罪判決に提出されている疑問に迫ってみることにした。




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就職活動とゼミ

○一般企業








○公務員





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いかがでしたか?

 来年度は、今年発表した3年生が再度発表するのか、新3年生が発表するのか、3・4年生が1ゼミずつ発表するのか、ゼミによって違うと思いますが、更なる進化が期待できそうですね。楽しみです。
ではまた次回!
(懇親会編)