2013年12月14日土曜日

ゲスト講師:社会保障と法

今日は、講義紹介をしたいと思います。

先日、

『社会保障と法』(担当:橋爪幸代)


という講義に、

ファザーリングジャパンの安藤哲也さん

が、ゲスト講師として来てくださいました。

講義では、実際に社会で起きているさまざまな問題を、よりリアル感をもって感じてもらうために、現場で活躍している方をお呼びすることがあります。

ファザーリングジャパンの安藤哲也氏


『社会保障と法』では、医療や労災、年金の他、雇用保険について講義しているのですが、ちょうど

『雇用保険』

について学習しているところでした。

雇用保険では、育児休業給付についても学習します。仕事を休んで、子育てをしている間、給与はもらえないので、その間の所得をある程度保障してくれるのが育児休業給付です。

ところが、給付をもらおうにも、この育児休業、日本では、そもそも男性の取得率はとても低くいため、

『制度はあっても、実際に給付を受け取ることなんてあるのか?』

と、給付について実感してもらえるのが難しいところです。

共働きで、育児も家事も、協力してやっていこう!

と思っている男性が増えていますので、そこで『リアル感のあるお話』を聞いてもらうために、安藤さんにお越し頂いたというわけです。

ファザーリングジャパンは、単に「良い父親」を増やそうというのでなく、「笑っている父親」を増やそうと活動をしている団体です。仕事をすることが『良い父親』であり『良い夫』であると思って、がむしゃらに仕事だけをしていて、ふと振り返ったら、家庭で孤立していた、なんていう話は、背筋がぞくっとします。

講義後、学生さんが来てくださって、
「お話を聞いて、視点が変わりました!」

とか

「僕も、そういう父親になりたいです!」
とコメントを頂きました。



講義後に、質問にきた学生さんたちと


いろんな人がいて、いろんな考え方があって良いと思うので、こういう『楽しみ』もある、ということを知って、今後の人生についてじっくり考える機会になってくれていたら、と思います。

ところで、講義の後、安藤さんのブログを読みたい!というコメントを頂きましたので、アドレスを貼っておきますね。